フラクショナルCO2レーザーの効果・持続期間・施術頻度まとめ
「フラクショナルCO2レーザー」が今すごい人気を呼んでいます。美容クリニックに行ったことがある方や美容に詳しい方は、一度はフラクショナルCO2レーザーの名前を、聞いたことがあるのではないでしょうか。
「フラクショナルCO2レーザー」は従来のレーザーに比べ痛みや施術後の赤みが少ないことが特徴で、毛穴の開きが気になる、ニキビのデコボコの改善、肌のくすみ、しわ、などの改善に効果を発揮します。「若返りの医療機器」とまで呼ばれ、今や美容クリニックでは、なくてはならない医療機器となっており、幅広い世代の方に人気があるんですよ。
フラクショナルCO2レーザーは、レーザーを点状に照射することで皮膚に小さい穴をあけ、熱凝固させその部分を活性化。コラーゲンの再構築を促すことで、皮膚へのダメージを最小限に抑えつつ肌を若返らせるんです。この「フラクショナルCO2レーザー」の導入により、これまでは難しいとされていた深いニキビ(クレーター)跡に対しても少ないダウンタイムでの治療が可能となったのです。
美容皮膚科の領域で、毛穴の開きやニキビ跡の改善にはフラクショナルCO2レーザーとまで呼ばれるようになった素晴らしいその性能。一体どのようなものなのか詳しくまとめてみました。
ダウンタイムはちょっとつらいけど今では周りから褒められるほど肌が綺麗になりました。
フラクショナルCO2レーザーをしています。毛穴のひらきも気にならなくなってきてすごく調子が良いです。
フラクショナルCO2レーザーを施術してもらいました。しわだけじゃなく毛穴もつるっとなった気がします。
首のしわで年齢を感じてきたのでフラクショナルCO2レーザーを試しました。すごくいい感じになったので、継続してしようと思っています。
フラクショナルCO2レーザーの美容効果
効果1.ニキビ跡(クレーター)を改善
クレーターになりやすいニキビは赤ニキビと黄ニキビで、白ニキビと違い中にあるのは膿や雑菌がほとんどであり、その雑菌が真皮層まで及んでいる場合があります。
真皮層にもダメージを受けた際には修復することができますが、問題は表皮でとまってしまった場合で、その場合、全体を新しい細胞で治すことができず、傷ついた箇所のみ膜を張るような形でしか修復しません。
そのため炎症で毛穴が大きく広がったり、くぼんでしまうと、真皮はその形状を記憶したまま表面のみを治療しはじめ、結果クレーターとなるのです。
デコボコになってしまった、クレーター部分に「フラクショナルCO2レーザー」をあてて点状の穴をあけると、コラーゲンの再構成が活性化しその部分は新しい皮膚が構成されます。皮膚表面の肌質を改善しないことには、またニキビが出来てしまい、同じことの繰り返しになってしまいますよね。
「フラクショナルCO2レーザー」はニキビ跡の改善と同時に、コラーゲン生成効果により皮膚そのものを入れ替え、肌質を改善することが可能なのです。
ただし、クレーター跡の深さや大きさによっては、完全に治ることは不可能な場合がありますので、その点は医師にご相談ください。
効果2.老化での毛穴の開き
家でのスキンケアや、クリニックでもなかなか難しいとされていた、老化での毛穴の引き締めができるようになりました。「フラクショナルCO2レーザー」を照射することによって、真皮や皮下組織にダメージを与えることにより、コラーゲンやヒアルロン酸の生成効果があがることによって修復、徐々に毛穴が引き締まってくるのがわかりますよ。
ただ若い方の毛穴の開きには、あまり効果がないとされおり、逆に毛穴の数がふえたり、黒ずんだり、赤みが出たりする場合がありますので、ピーリングやイオン導入などのほうがむいているでしょう。
効果3.目元や口元のしわ・たるみを改善
ほとんどの美容医療機器では目元や口元には照射することが不可能でしたが、「フラクショナルCO2レーザー」は目の周りや口元の照射も可能になりました。目元や口元にできるしわやたるみの原因は、ほとんどの割合を占めているのが老化によるものが原因です。
そこで「フラクショナルCO2レーザー」を目元や口元に照射すると、皮膚が正常組織へと再構築を行い、コラーゲンやヒアルロン酸の増生を促がすことで肌の再生を行います。そして、古い皮膚細胞がなくなり、新しい皮膚に入れ替わり、結果としてしわやたるみが消え、ハリのある肌へと変わるのです。
効果4.顔のしわ・色調・ハリ改善(若返り効果)
今までのレーザーでは皮膚を凝固させるだけのことが多いのですが、「フラクショナルCO2レーザー」の場合はエネルギー量が多いため、照射部位を蒸散させて穴をあけることが可能になりました。
それにより皮膚の引き締め効果や、コラーゲン生成効果があがることによって、しわをとり、色調を上げ、ハリのある肌に生まれ変わるという、アンチエイジング効果に対しても、今まで以上の効果が期待できるようになったのです。
フラクショナルCO2レーザーはどんなニキビに効果的?
ニキビ跡がなくなり、毛穴も目立たなくなったのでリピしてます。私にはあってるのだと思います。
また受け始めて3回目です。私はニキビ跡がなくなり毛穴も目立たなくなり気にいっています。ダウンタイムも赤みは当日のみ、カサブタは3日目には剥がれ、短い方でした。
ニキビ跡が深いため5回やりました。小さめの毛穴は劇的に目立たなくなりました。深いクレーターにはまだまだ及ばず。
計6回しましたが、凹の改善はあまりありません。レーザ後2週間程は、毛穴がしまり凹が改善され、若返ったように思いますが3週間目に戻ります。
フラクショナルCO2レーザーは、肌のデコボコ(クレーター)ニキビに効果があり、治療によく使用されます。なぜクレーター跡ニキビに効果的かというと、皮膚の治癒能力を高めたうえで、再度真皮や皮下組織にダメージを与えることにより、コラーゲン生成効果があがることによって修復されクレーター跡ニキビになる前の正常な皮膚へと導くことが出来るからなんですね。
クレーター跡ニキビはすでにニキビではなく、皮膚が膿や細菌によって表皮や真皮層が破壊された状態でとどまっている状態なのです。フラクショナルCO2レーザーは、従来のレーザーと違い、非常に強い出力のエネルギーが出せるので加熱によって皮膚を完全に蒸発させて穴をあけます。
レーザーによって穴が開くと、真皮層ではコラーゲンやヒアルロン酸を生成する線維芽細胞が刺激され、空いた部分を塞ごうとするうえ、照射箇所に均一に塞ごうとするのでムラのない綺麗な肌に再生できるわけですね。ですので、赤ニキビや白ニキビにはあまり効果はありませんが、クレーター跡ニキビには絶大な効果があるというわけです。
1回でも効果はある?
全然痛くなかったのに一回目ですごく効果感じることができて、つづけるのが楽しみです。
二ヶ月に1回うけてます。肌の調子は、凄くいいです。まず毛穴がちいさくなりました。あとは、多少のリフトアップ!これにはびっくりしました。
初回トライアルも受けて7回施術しましたが毎回効果で出てツルツルピカピカは施術から二週間だけです。後はクレーターも戻ってきます。
フラクショナルCO2レーザーは1回ではあまり目に見えた効果はありません。
フラクショナルCO2レーザーは1回での効果は目に見えるほどはなく、「あれ?なんかツルツルしてる」と1回で効果が表れたような嬉しい気分になりますが、すぐに元に戻ってしまいます。
しかし皮膚内部では、レーザーが照射された部分が熱凝固し、周辺組織は、熱凝固した部分を治癒するように活性化し、約1ヶ月かけてコラーゲンの再構築がおこります。この再構築による皮膚の入れ替えで、古くなった肌が少しずつ奇麗になっていくんですね。
そのため、ある程度の期間、回数を重ねる必要があり、一度では効果を感じることがあまりできないのです。
フラクショナルCO2レーザーの効果はどれくらい持続するの?
施術後2週間ぐらいは調子いいのですが、3週間にはもとに戻ってしまいます。
毎回ツルピカになるのに、2週間しか持続しません。
フラクショナルCO2レーザーは1回だけ受けても大きな効果は得られませんし、長続きはしません。定期的に回数を重ねるべきなのです。
残念な口コミをのせてみましたが、失敗した方で一番多かったのが施術後2週間は肌が綺麗だったけど、その後もとにもどってしまうという口コミでした。この口コミだけではどうゆう状態で(1回だけでやめたのか、など)は、判断が難しいですが、人によっては効果が早くなくなってしまう場合もあるようですね。
肌の状態や生活習慣、睡眠時間やストレスなどで、人によりバラつきがでてしまうのはどうしても避けられないことです。
美容外科の老舗湘南クリニックや、その他の大手クリニックでも大体は「1ヶ月に1回5〜10回を1クール」としているようです。つまり、その位施術して、完全にターンオーバーを正常に戻さないと、徐々にもとに戻ってしまうというこことでしょう。湘南クリニックは大手クリニックなので、施術経験も多数ありますのから、持続期間の参考にするのにはいいのではないでしょうか。
何回うければ効果が期待できる?
1ヶ月に1回を目安とします。トータルで4回以上受けるのがいいでしょう 。
どのクリニックのホームページを読んでみても、「1ヶ月に1回を目安に約4回以上」でした。これは施術の間隔と肌のターンオーバーを考えられているからのようです。
ターンオーバーが早く乱れた細胞は未熟な皮膚として上にあがっていくため、保水能力が著しく低下し、乾燥しやすい状態になってしまうため、ターンオーバーを重視して約1ヶ月間隔を空けます。
そしてレーザー照射により穴があいた皮膚組織は、皮膚の自己再生能力により、コラーゲン生成効果があがることによって修復され、できた傷は縮みながら治癒していくため、肌は引き締まり、ハリがでてくるんですね。大体一度の照射で約10%〜15%位の皮膚が新しいものと入れ替わる(ターンオーバー)と言われてます。
そして照射1回での自己再生能力は10%〜15%なので4〜5回で約半分が入れ変わることになるので、大体1ヶ月のターンオーバーから考えると4回以上受ければ肌が綺麗になるということになります。
ターンオーバーより遅い施術であれば、角質が溜まり、逆に肌のくすみ、しみ、しわ、などになってしまう場合があるので、大体「月1回で4回以上」となるんですね。もちろん1回で効果があればそこでやめても問題ありませんし、1ヶ月に1回の間隔を短めにしても効果が上がる場合もあるので、そのあたりは医師と相談してくださいね。
効果の現れない方や、症状の酷い方などは勿論先ほどお話したように、10回以上通わなければならない場合も当然ありますので、4回で効果がでないからと落胆される必要はありません。
ただ15回以上やっても全く効果が出ない場合、レーザーの出力が弱い、根本的にフラクショナルCO2レーザーの施術が合ってない可能性もありますので、一度医師と相談されることをお勧めします。
フラクショナルCO2レーザーの理想的な通院頻度
上記でもお話しましたが、理想的な通院頻度は「1ヶ月に1回位」です。余り頻繁に通っても効果はありませんし、逆にあけすぎても効果がなくなってしまいますので、肌のターンオーバーにあわせた大体1ヶ月に1回の通院が理想といえるでしょう。
最初は効果があまり感じられず、不安になり通いたくなくなるかもしれませんが、肌の中では、コラーゲンやヒアルロン酸を生成する線維芽細胞が刺激され活発に活動してますので、何回か通ううちに綺麗になりますよ。
フラクショナルCO2レーザーが向いている人・向いていない人
フラクショナルCO2レーザーもあくまで炭酸ガスレーザーで簡単に言えば照射方を変えただけなので、効果が出るだけでなく失敗や副作用がおこることもあります。その中でも失敗や副作用で最も起こりやすいのが、炎症系の色素沈着やもともとは綺麗だった肌の毛穴の広がりです。
どんな人が効果に向いていて、どんな人には向いていないのかまとめてみました。
『フラクショナルCO2レーザーが向いている人』
- クレーター跡ニキビ・ニキビ跡がある
- 古傷の改善
- 老化による毛穴の開きがある
- ちりめんじわ・たるみがある
『フラクショナルCO2レーザーに向いていない人』
- 赤ニキビや白ニキビなどで炎症している
- 老化以外の毛穴の開き
- 程度の軽いしわやたるみが気になる
- しみ・そばかす・肝斑がある
- 妊娠中の人
フラクショナルCO2レーザーに向いている人は、重度の皮膚に問題のある方が多く、ターンオーバーがくずれコラーゲンやヒアルロン酸の生成のバランスが崩れてしまっている方に向いています。
クレーター跡ニキビ・ニキビ跡などがとくに向いていて、治療には必ずというほどフラクショナルCO2レーザーが使われます。老化による毛穴の開きや、ちりめんじわ・たるみにも効果があり、コラーゲンやヒアルロン酸を生成することで、驚くほど若返ることができます。
逆にフラクショナルCO2レーザーに向いていない人ですが、赤ニキビや白ニキビなどの改善には全く効果を発揮しませんのでケミカルピーリングやイオン導入をお勧めします。
老化以外の毛穴の開きですが、絶対に効果がないわけではないのですが、余り効果は期待できないといわれており、何度やっても効果が出ない・毛穴が黒ずむ・毛穴が増えるなどのリスクもありますので、こちらもケミカルピーリングやイオン導入の方が安全でしょう。
軽いしわやたるみも、レーザーで穴を空けるわけですから綺麗な部分まで空けてしまい、毛穴が増えた・赤みがとれない・たるみが増えて逆に老けたなどのトラブルになりかねませんので、ウルセラやサーマクールなどの方がいいでしょう。
しみ・そばかす・肝斑のある人は、フラクショナルCO2レーザーを受けると、色素の多い所はメラニン色素が多く、そのうえ熱をあてるわけですから、日焼けとおなじでメラニン色素を更に生成するので逆に色素沈着がおこり、黒ずんでしまいますので、絶対に受けてはいけません。
妊娠中の方は、レーザーで胎児に影響が出るわけではないのですが、黄体ホルモンの影響でしみなどが増えやすくなっているのと、施術が痛いのでストレスやごく稀ですが、りきんで、流産の可能性があるのでお勧めできません。
このように、基本的にフラクショナルCO2レーザーを使用する方は、重度の皮膚の問題がある方であって、ある程度軽い「ケミカルピーリングやイオン導入でどうにかなる人がうけるべき医療機器ではない」ということです。
若返りの医療機器!毛穴を改善!と聞くとついつい試したくなりますが「逆効果」になってしまう場合もありますので、医師としっかりと話し合ってから施術を受けることが大切でしょう。
フラクショナルCO2レーザーのメリットとデメリット
フラクショナルCO2レーザーはお顔に当てるレーザーや光治療などの施術の中ではダウンタイムの大きいものになりますが、リスクや失敗はそれほど多いものではありません。
フラクショナルCO2レーザーのメリットは一番の作用として毛穴の開きを治したり、クレーター跡ニキビを修復できることでしょう。これまではピーリングや光治療での施術をすることで対応してましたが、これらの方法では限界があったのです。
それがフラクショナルCO2レーザーが発明されたおかげで、いままで不可能だった、傷跡の治療やクレーター跡ニキビも治療できるようになったのです。加齢による毛穴の開きや、お肌の小じわや、ちりめんじわにも効果を発揮しますので、いろいろな場面で活躍してくれるでしょう
フラクショナルCO2レーザーのデメリットは、従来のレーザーに比べれば少ないのですが、ある程度のピリピリとした痛みがあることですね。
あとは個人差はあるのですが、ダウンタイムがあることと、小さなかさぶたができたり、赤みを帯びたりすることもあるそうですが、赤みは早い人で1〜2日長いと1週間以上かかる場合もあるようです。しみ・そばかす・肝斑・赤みなど色素沈着系には効果がないこともデメリットの1つでしょう。
最後に「火傷」というのが口コミでよくみかけるのですが、これは、デメリットというより「医療ミス」ですので、「熱いと思ったらすぐに医師に言うこと」と、「あくまでレーザー治療」であり「医師の技量は重要」になってきますので、クリニック選びは慎重にしましょう。
フラクショナルCO2レーザーの効果まとめ
いかかでしたか?
「フラクショナルCO2レーザー」という医療機器がどういう性能があるか分かって頂けたと思います。肌を入れ替えるという概念の治療は、日本人特有のメラニン色素の多い、色素沈着を起こしやすい肌質の私たちには到底無理だといわれていたんですが、それが可能になったという画期的発明で当時かなり注目されたそうですよ。
「フラクショナルCO2レーザー」を使うことで、肌は新しいものに入れ替わり、若々しい昔の自分に戻ることも可能ですし、今まで悩みだったクレーター跡ニキビだって治せてしまいます。
レーザーを点で瞬間的に穴を空け、、真皮層ではコラーゲンやヒアルロン酸を生成する細胞が刺激され、空いた部分を塞ごうとすることで古い皮膚が新しい皮膚によみがえるなんて今まで考えられなかったことでした。
それは素晴らしいことで、今まで自分の肌で悩んで辛い思いをしてきた人にとっては、とても夢のような、うれしいことなのでしょう。しかし、その反面フラクショナルCO2レーザーのデメリットの大きさにも眼を向ける必要があるのではないでしょうか。
この話をまとめている間、この治療はよほどの重度な皮膚に問題を抱えている人以外は簡単に受けてはいけないのではないか?と考えてしまったのです。
色々な口コミをみて失敗談の多さ、失敗したときのリスクの大きさ、心のダメージの強さがありありと出ていたからです。フラクショナルCO2レーザーは、あくまでも光治療とかではなく「レーザー治療」です。
つまりは、肌に(それも真皮層まで)穴を空けるということは、当然ながら「傷」を作ると同等で、悩みのある方は別として、ある程度綺麗な肌にわざわざ傷をつくるのはどう考えても危ないとしか考えられないのです。
口コミをみているかぎり、リスクを負った方の一部にはそういう方がおられたように思われ、そしてそれはとても残念なことでもあります。
フラクショナルCO2レーザーは、確かに素晴らしい医療機器ですが、今一度本当に自分の施術に必要なのか、他のリスクの少ない施術はないのかを十分に考え、医師と良く相談してから自分磨きを楽しんでくださいね。